「えー」「あのー」症候群解消法

「えー」「あのー」症候群解消法

レゼン講座や話し方講座でよく出てくる話ですが、話す途中に「えー」とか「あのー」という言葉は使ってはいけない。ということを聞いたことがあるかもしれません。

 

「えー」や「あのー」という言葉は、聴き手にとって非常に聞き苦しい言葉なんですね。よく「えー」「あのー」症候群と言ったりします。「えー」「あのー」を使わないようにしましょう。一般的なプレゼンの本ではここで終了です。

 

客観的に「えー」「あのー」を連発されると聞き苦しい。だから極力使わない方がいいですね。しかし話す方は「無意識」に出ているんですね。

 

ここが問題なんです。
無意識に出ている「えー」や「あのー」。これを使わないように意識し始めるとどうなるか?

 

・・・めちゃくちゃぎこちなく聞こえるんです。

 

かなり意識的に「えー」「あのー」を使わないようにしているので、かえって歯切れが悪く、聞き苦しいプレゼンになるんですね。

 

 

「えー」「あのー」症候群解消法

ではここからが解消法の説明です。

 

まず「えー」「あのー」を使ってしまう原因を考えてみましょう。

 

言葉を探している

一般的にはプレゼンテーションは日常的に行うものではないと思われています。そうすると「プレゼン=きちんと話をしなくては」という意識が芽生えてしまいます。もちろん言葉づかいについても同様で、プレゼンテーション本番ではきちんとした言葉を使う必要があると考えてしまいます。

 

なので、プレゼン本番で話す言葉を選んだり探したりしてしまうんです。そういった時に「えー」とか「あのー」が出てしまいます。

 

 

次の話が出てこない

プレゼンのストーリーを把握していなかったり、練習が足りていないと、この次に何を伝えるべきだったのか、次は何の話をするんだったのかが出てこなくなります。

 

次話すストーリーや聞き手に投げかける質問など、こういったことを思い出したりする際に「えー」とか「あのー」が出てくるんですね。

 

 

沈黙を恐れてしまう

「プレゼンター=話をする人」ですので、沈黙はプレゼンにとってNGだと思ってしまいがちです。つまり、何かを話し続けていないといけない。自分が話すのをストップしたら会場全体が沈黙してしまう。こういったことが怖くてその間を埋めるために「えー」「あのー」が出てきます。

 

これら以外にもいくつかパターンがあります。

 

またプレゼンだけでなく、日常でも「えー」「あのー」が出ている人もいますが、日常に出てしまう場合には、日常会話から意識的に使わないようなトレーニングが必要になってきます。

 

 

パターン別対処法

ではこれらのパターンの対処法をお伝えします。

 

「言葉を探している」の対処法

言葉を探して「えー」「あのー」が出ている場合、さらに下記2パターンに分類できます。

  1. 普段はきちんと説明できるのに、プレゼンになると出てしまう場合
  2. 普段もきちんと説明できない場合

 

普段はきちんと説明できるのに、プレゼンになると「えー」「あのー」が出てしまう場合は、すぐに克服することができます。普段できてプレゼンになったら「えー」「あのー」が出てしまう理由は「プレゼンが特別な場」だと誤解していることが原因です。

 

私は普段プレゼンを指導する際に、うまく話す必要なないと伝えています。

 

こういった場合も同様に、うまく伝えるのではなく普段伝えている通りにリラックスしながら伝えます。いい言葉を使う必要もないし、方言のクセを直す必要もない。1対1の延長だと思って伝える練習をするとすぐに克服できます。

 

ただ「普段もきちんと説明できない場合」これがやっかいです。つまりそのプレゼン内容そのものが背伸びしているということなんです。私も急に未知の分野でプレゼンしてくれと言われるとできません。直前まで必死で覚えても知識が身に染みていない限り、ぎこちないプレゼンになってしまいます。

 

こうした場合は、話し方以前にプレゼンする内容についての知識をしっかりと付けておくことが必要です。

 

 

「次の話が出てこない」の対処法

次の話が出てこずに「えー」や「あのー」が出てくる原因にも2つあります。

  1. 単なる練習不足
  2. 緊張によるもの

 

前者の練習不足は明らかに練習量で解消できます。練習中に自分の声を録音し、客観的に聞きやすいかどうかをチェックするのもポイントです。録音してチェックする際に注意する点が1つあります。それは「客観的に聞き取りやすいか」という観点で聴くという事です。

 

よく「えー」「あのー」対策として、これらの言葉を使っていないかという観点で聴く人がいます。(こう指導している人も多いです)普通にプレゼンをしていたら、1度や2度は「えー」「あのー」と言ってしまいます。むしろ言うのが自然です。
問題はそれを使いすぎて聞き苦しくなっていないか。一言ひとことの間に「えー」「あのー」を使ってしまっていないかということなんです。なので、あくまで「客観的に聞き取りやすいか」という観点で聴くようにしてください。「えー」「あのー」を撲滅する必要はありません。

 

あとは緊張してでてくる「えー」「あのー」ですが、緊張対策が必要になります。

 

緊張対策についてはいくつか方法がありますので詳しくは別のコラムでご紹介いたします。ここでは重要なポイントを1つ。それはしてリラックスして極力普段の自分のペースで話すということです。日常会話のように、1対1で話すように、特別な場だと思わずに話すこと。普段通りリラックスして失敗を恐れないことが重要です。

 

 

「沈黙を恐れてしまう」の対処法

プレゼンを聞いていて少しの沈黙があると「なんだ、あいつ話忘れたんじゃないか?」と思ことってないですか?。それが自分だと思うと、、、沈黙って怖いですよね。なので沈黙を恐れて「えー」「あのー」が出てしまいます。

 

沈黙をしている人を見ていると、そわそわ焦っている様子、何かを思い出そうと目線が上に行っている様子がうかがえます。そういったときに「えー」とか「あのー」っていう言葉が出てきてしまうんですね。これは難しいんですが、沈黙はOKなんだと。そこに気づくことが重要なんです。

 

誰も話していないとき、シーンとした情景を沈黙だと思ってしまうと怖くなってしまいます。ここはプレゼン全体の中の小さな「間」なんだと思うと少し気持ちは楽になります。例えば次の言葉を思い出すときに沈黙を恐れて焦ってしまうと、ついつい「えー」「あのー」が出てしまいます。いいんです。焦らなくてもゆっくりと思い出せばいいんです。

 

私も次話すことを忘れてしまい、思い出さなければいけない場合があります。私はそんな場合でも焦りません。その理由はプレゼンテーションの場では、こうしたことが頻繁に起きるからなんです。だから慌てて思い出そうとするのではなく、「ちょっと待ってくださいね」と聞き手に伝えて、次話す内容をメモなりノートなりを見てチェックしたり、次のスライドをちらっと開いて確認したりします。

 

こうした行為も、プレゼンの本番ならではの「演出」なんです。こうしたちょっとしたミスが許せない。NGだと思っているから恐れが出てきてしまうんですね。変に固まって「えー」「あのー」と言っている方が、絶対に聞き手に違和感を与えてしまいます。自然でいいんです。沈黙を恐れない、次の話を忘れることを恐れないことです。

 

まぁ文章だけで「えー」「あのー」症候群が解消できれば大したものです。文中に出てきましたが大切なのは「えー」「あのー」を撲滅することではなく、聞き手にとって不自然さをなくし、自然体で接するということです。別に出てくるものは出てきます。でも意識するとかえってぎこちなくなってしまいます。

 

どれだけ自然にできるか。ここが一番重要なんです。

 

スポンサードリンク


ホーム RSS購読 サイトマップ
Top 無料メルマガ ブログ YouTube プロフィール お問い合わせ