あなたのプレゼンが伝わらない理由
人に話を伝えるには、聞き手が理解できる内容を伝える必要があります。そのためには「結論」と「理由」を伝えるといいですよ。と私はセミナーの中で言っています。
ところがたまに、「結論」と「理由」がきれいにつながっていないケースもあります。例えばこんなケースです。
私達もYouTubeでブランディングしましょう!
なぜなら今すぐ参入すべきビジネスだからです。
といった具合に、理由が浅く聞き手が納得できなかったり、
ビジネスにはプレゼンが欠かせません!
なぜならプレゼンは大切だからです。
と結論と理由が同じ事を言っていたりするケースです。
聞き手は理由が理解できるか?話は矛盾していないか?
話が矛盾していたり、同じ事を言っていたりすると聞き手の頭の中には「???」がいっぱいになってしまいプレゼンターの話どころではなくなってしまいます。こういった事態にならないように
聞き手が分かるレベルにまで理由を掘り下げる
(例) なぜ今参入すべきビジネスなのか
具体的な例で説明する
(例) 具体的には日々の報告、会議での発言、営業、全て人に伝えるという目的があります
こういった事を心がけてみてください。また、自分が理解できない話を聞いたときに、相手の話が矛盾していないか?そしてどうすればもっと理解できるかを考えてみると、いい練習になります。
こうしたことを意識しながら、ぜひ聞き手に伝わるプレゼンターになってください。
【トートロジー】
この記事の例に挙げたように「ビジネスにはプレゼンが欠かせません。なぜならプレゼンは大切だからです。」のような、主張と根拠が同じことを専門用語で「トートロジー」と呼びます。
この例の場合、「ビジネスにはプレゼンが欠かせません」つまり、ビジネスにとってプレゼンは大切だと言っています。その理由として「なぜならプレゼンは大切だからです」というのはプレゼンが大切であるという理由にはなっていません。